2011年6月17日金曜日

ひまわりの種

昨日、ある集まりに出席しました。
会場の出口で、ひまわりの種を配っていました。

ひまわりは放射性物質の吸収率が高いという説がありますが、
それは間違いとの説もあります。

植えた後の処理を尋ねた人の質問に、
配布している人は「種は回収します」と言いました。
葉や茎は「東京電力の原発に運びます」と、笑顔で答えていました。
どこかのNPOが企画しているようです。

双葉町や大熊町は、持込みを認めているのでしょうか。
東京電力に対する、嫌がらせにしかならないのでは。

この2点を尋ねると、

双葉町や大熊町については、答えがありませんでしたが、
「原発ではなくて、たくさんある東京電力のどこかの敷地です」と、
前言を修正し、双葉町と大熊町ではないとの言い回しになりました。
東京電力については、
「フランスの装置でこれから放射能処理をはじめます」と回答してくれました。

フランス製処理装置は福島第1原子力発電所にあるはず、
汚染水処理と低レベル放射性廃棄物処理の混同など、
回答におかしな所がありましたが、
それ以上話していると、配布の妨害になるので再質問はやめました。

咲き終わったひまわりの茎や根を
福島県内から集めて、トラックに積んで
東京電力や原子力発電所の前で受け取れと、
テレビや新聞の記者を呼んで、気勢をあげるのでしょうか?

働いている人や、いま以上に汚染物質を持ち込まれる
町の人の事を考えると、胸が痛くなりました。

そんな『運動』が始まっています。
悲しい現実です。

放射能汚染は、私たちにとって現実生活です。
お祭りではありません。
正義感や思いつきだけではなく、
冷静に、そして厳密に対策を考えるべき問題です。