2011年4月5日火曜日

福島県農林水産部が、原木シイタケ出荷しないように要請。県が独自の判断。

福島県農林水産部が独自の判断で、いわき市の露地栽培の原木シイタケを市場に出荷しないよう要請したと、NHKの朝のニュースで報道していました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110403/k10015079991000.html

http://www.minyu-net.com/news/news/0404/news2.html

消費者と市場を大切にする姿勢が明確で、不安や不信を招かない賢明な判断です。


国は放射能の基準値を越える検査結果が出た事に対して、発表しただけで何も対策を講じないため、福島県が独自の判断で出荷しないよう要請したようです。

消費者保護を最優先させ、基準を超えた農産物を市場に出さない、福島県の姿勢を『まちメディア』では高く評価したいと思います。

『市場に出荷されている農産物は安心だ』と消費者に支持されるには、厳しく原則を守る施策を積み重ねるしか道はありません。

迷走する国の対応に比べて、ニュースで報じられた福島県の態度は正しく分りやすくて、清々しさを感じました。

なお、屋内施設で栽培しているいわき市の菌床シイタケは基準よりも低かったようです。

(馬上雅裕)